今日、山本は仕事の合間を縫って秋田県の誇る工業技術センターを訪れた。
秋田県の持つ最先端技術をレザルテの開発に注いでくれるというのだ・・・
上の写真のマシンは高速度光造形システムというハイテクマシンだ。
なにが凄いかと言うと・・・
あのF−1のフェラーリチームが、開発モデルの製作のときにこれと同じマシンを使ったと言うのだ・・・
簡単に言えば光を当てると硬化する樹脂のプールの境界面に上から光を透過してコンマ数ミリの樹脂の幕を造る。
そのままコンマ数ミリ土台を沈めて更に次の幕を造って重ねる・・・
これをコンピューターのデータを駆使して重ねていくと、三次曲面をもった造形が完成する・・・と言う寸法だ!!
門外漢にはちょっと想像がつかない技術ではあるが、1個だけ特別な形を作りたい・・・なんて時には威力を発揮するのだ。
世界一のレザーを造る・・・!、という山本の無謀とも言える挑戦に、秋田県が工業技術の粋を集めて協力してくれることになったのだ。
いよいよ本格的になってきたぞーー!
光造形システムで造られた自動車部品とそれを元に造られたアルミ鋳造品・・・
なんと言っても衝撃的なのは人間の頭蓋骨・・・
三次元データ(スキャンデータ)があれば生きている人間の頭蓋骨を作る事だって可能だ。
まてよ!、と言うことは全く同じ骨格のロボットができる・・・よね。
浜崎あゆみの顔を持つASIMOちゃんが出来ると言うことだ。
しかも歯並びまで一緒で・・・
上の左はシステムの説明用のモデルで、型紙のデータを積み重ねて接着すると靴の立体形が完成・・・。そして、それを塗装した物。
右はナマハゲの置物をスキャンしてセラミックで鋳造の為の型を造った所・・・
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とにかく、左のオリジナルモデルから三次元データをいかに正確に採取するかが当面の課題だ・・・。
唯一の削り出しモデルは、しばらくセンターに預かってもらい、ニューモデルの原型になってもらうことになった。
素材はもしかすると究極の金属が・・・・
いずれにしても世界中の技術者が唸るような物になる予定だ。
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乞うご期待・・・
つづく
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